ある日、28歳の息子から突然LINE。
届いたのは──
ピンぼけた犬の写メ(※うっすらモカらしき毛並み)と、謎のメッセージ。
息子「帰った後やないと座ってくれないのだよな」
……え?
誰が?どこで?なんで?
とりあえず、5W1Hが全部迷子。
母「うーん…写真の写りが悪くて、モカなのは分かるけど、何を意味してるかが分からない」
と返信すると──
息子「足舐めとる。写真は座ってるのを伝えたかっただけ。」
……ふむ。
情報量が多いようで、核心はゼロ。
モカが、座って、足を舐めてることを伝えてきたわけだけど、
それを聞いた私は一体、どんなリアクションをすればよかったのか。
「おお!座ったの!足も舐めたの!すごーい!!」
……って、保育園の連絡帳か?
あるいは、
「そんなモカに座らせるなんて、さすがモカマスター✨」
って褒めとけば良かったのか。
いやもう、「座った報告」で一喜一憂する世界観に、母ちゃんはついていけない。
でも、たぶん彼なりに“何かを共有したかった”のは分かる。
言語化は迷子だけど、気持ちは伝えたかったんだろうな。
多分。
とりあえず
母「そうなんね、ありがとう。ちょっと、分かりにくかったかなぁ」
っとお伝えしときました。
コミュニケーションって…
言葉のキャッチボールじゃなくて、時に“謎解きゲーム”なんだなと実感した午後。
※送られてきた謎の写真です
