Bring upでは、毎日の活動の中に「絵本の読み聞かせ」を定期的に取り入れています。
これは、ただのお楽しみの時間ではありません。発達に特性のあるお子さまたちにとって、絵本の読み聞かせは、言葉・感情・社会性を育む“療育”の大切な一環と考えています。
想像する力、相手の気持ちを感じ取る力、言葉の響きや表現の面白さ――
絵本には、お子さまが成長していくうえで必要な「心の土台」がたくさん詰まっています。
例えば、登場人物の気持ちを一緒に考えることで「共感する力」が育まれ、
お話の展開を追う中で「先を見通す力」や「集中力」も自然と養われていきます。
また、読み聞かせの時間は、お子さまにとって安心できる「心の拠りどころ」にもなります。
先生の声、ぬくもりある言葉、みんなでひとつの物語を楽しむ空間――それらは、情緒の安定や信頼関係の構築にもつながります。
ご家庭で絵本を読む時間がなかなか持てないという方もいらっしゃるかと思います。
だからこそ、事業所でこうした活動を通じて、心とことばの発達をしっかりとサポートさせていただきたいと考えています。
絵本の時間が、お子さまたちにとって「こころが豊かになる時間」となりますように。
私たちは、一冊一冊に思いを込めて、日々の療育の中で丁寧に取り組んでいます

