起床したときに頭がズキズキする。立ち上がると身体がずっしりと重たい。鏡を見ると顔がむくんでいる。普段と変わりない生活をしているのに不意に現れる不調・・・原因が思い当たらない時には、「低気圧」や「お天気」を疑ってみてはいかがでしょうか。外が雨模様だったり、台風が近づいていたりしませんか。そんな時普段は健康な人であっても頭がズキズキするなどの不調を感じる場合があります。
東洋医学では身体は自然の一部と考えます。私たち人間が自然と調和しているからこそ、天気や季節の変化によって不調が起こることがあるのです。これらを「気象病」と呼びます。台風など天候が悪い時期は湿度が高くなり身体に影響を及ぼします。これを「湿邪」と言い、身体に溜まってしまう厄介な邪気と考えます。「湿邪」は体内の「水」の巡りを滞らせ「水滞」という状態を引き起こします。すると身体のむくみが強くなり、拡張した血管が周りを刺激するため頭がズキズキしたり重くなったりします、締め付けられるような感じになったりします。
身体の「水」の滞りを促し、前身の巡りを促す食材は大根・梅・林檎・生姜がお勧めです。身体の余分な水分を排出させるには、そら豆・枝豆・緑豆・小豆・海藻やキノコ類がお薦めです。
きゅうり・トマト・ナスは水分代謝を促しし身体の熱を冷ます働きがあります。ただし、食べすぎは身体を冷やしてしまうので火を通して食べるなど工夫しましょう。
頭がズキズキしたり目も疲れを感じたら「太陽」というツボがお勧めです。目尻と眉尻の中間から少し耳側にあるくぼみです。もう一つは「合谷」です。人差し指と親指の骨がつながる場所から少し指側の少しくぼんだ部分です。首こり、肩こりやにもお勧めです。
気象病が辛い方は早めに鍼灸をお勧めします。
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