夏から秋にかけては体力を消耗しやすい時期です。まずは脾臓の働きを整えてしっかり栄養を取り秋冬に向けて十分な体力をつけることが大切です。また、夏は「心」に負担がかかりやすく、迎える秋は「肺」の不調が起こりやすくなります。東洋医学には血と汗は同じ源であるという考えがあり、大量の汗をかくと血の不足にもつながると考えます。又、汗をかくと体内の水分も不足してしまうため、血の潤いが失われてドロドロ血になってしまうこともあります。こうした事が「心」の負担になり、動悸・息切れ・胸苦しい・胸痛・手足のしびれ・よく眠れない・身体の冷え・顔色が悪い・舌の色が暗いなどの症状が出ます。「心」の気・血を補うには蓮の実・鶏はつ・葡萄・らっきょう・玉ねぎがお薦めです。
「脾臓」が疲れると食欲不振・夏やせ・疲労感が強い・身体が重い・むくみ・下痢または軟便などの症状が出ます。高温多湿の日本の夏は体内に「湿」(余分な水分や汚れ)が溜まって脾臓の働きが低下しやすくなります。「脾」を補いながら体力をつけるには、いんげん・山芋・じゃがいも・かぼちゃ・なつめ・りんご・鯵・もち米・などがお薦めです。
日中は暑さが残るものの、夜は徐々に過ごしやすくなります。しっかり睡眠をとるようにしましょう。なかなか体調が回復しない方は鍼灸がお薦めです。
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