体幹とは、
身体の中心にあり胴体ともいわれ、生命に大事な臓器を守り、身体のバランスを維持しながらも力を生み出し各部位に伝える働きをします
体幹に存在する筋肉は多々ありますが、ここでは身体の深層にある筋肉で姿勢を細かく調節したり関節の位置を正常に保ち人間が繊細で複雑な動作を行うことを助けてくれるインナーマッスルについてみていきます。
体幹にある代表的なインナーマッスルが以下の筋肉です。
•腹横筋・・・腹筋群の最深部の筋肉。体幹の安定を保ち、排泄や呼気に関係
•横隔膜・・・胸郭の下側にある筋肉で呼吸に関係
•多裂筋・・・背骨の首から腰まである筋肉で、腰背部では最深部にあり、腰を反らせる動作と安定性に関係
•骨盤低筋群・・・骨盤の下側にハンモック状についている筋肉群で骨盤内の内臓を支える
4つの筋肉は茶筒のような円筒形状で、上に「横隔膜」があって、背中側に背骨についている「多裂筋」、お腹周りに「腹横筋」がコルセットのようにあり、下に「骨盤低筋群」があります。
体幹筋が機能的に働いていると、スポーツでは身体の中心がぶれず安定していることで手足に伝わる力が大きくなり、如何なるスポーツにおいてもパフォーマンス向上につながります。
日常生活では、突然の出来事に転倒しにくく、姿勢がきれいで、腰痛知らずに。
ということは、体幹の筋肉が弱く、それぞれ筋肉のバランスが悪くて硬くなり過ぎていると、
•骨盤のゆがみや姿勢のバランスが悪くなることでスタイルが悪くなる
•肩こり腰痛などコリや痛み、疲れやすくなる
•転倒しやすい
•スポーツでパフォーマンスの低下
だからこそ、体幹を整えてあげたい!!
体幹トレーニングはこれまでお話をした体幹の筋肉を鍛えていくトレーニングです。ですが、私たちはスポーツ選手ではないのでバッキバキの筋肉へと鍛えていく必要はなく体幹を機能的に適切に使っていける筋肉です。
また、これまで体幹筋として、腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤低筋群をみてきましたが、体幹を形作っている筋肉はインナーマッスルだけではなく、アウターの筋肉との連携も大事になってきます。
体幹筋を使えるようにするには、腹筋群を使って呼吸をしながら身体を動かしていきます。ピラティスで行うエクササイズが体幹を整えていくことにつながります。
体幹を整え日常生活をより快適にしていきましょう!!
