日本料理
鷺ノ宮駅から徒歩4分(260m)
中野の路地裏に佇む「登竜」で、 心に残る日本料理の真髄に触れてきました。 店名の通り、昇り龍を思わせる気品漂う暖簾をくぐると、 静謐な空間が広がっています。 カウンターに座り、大将にお任せコースをお願いすると、 目の前で繰り広げられる技に、思わず見入ってしまいます。 先付けは、蛤の酒蒸し。 ほんのりと日本酒が香る蛤の旨みが、 これから始まる料理への期待を高めます。 八寸は、見事な盛り付け。 若竹煮に木の芽和え、蕗の薹の天ぷら、 春の訪れを感じる品々が、目にも鮮やか。 お造りは、間八と平目。 昆布締めされた身は、 旨みが凝縮されて、まるで玉手箱のよう。 焼物は、のどぐろの塩焼き。 繊細な火入れで、外はパリッと、 中はしっとりとした極上の味わい。 温物は、たけのこと若芽の炊き合わせ。 出汁の染み具合が絶妙で、 春の息吹を感じる優しい一品です。 強肴は、和牛の朴葉焼き。 朴葉の香りと共に運ばれる様は、 まるで森の中にいるような錯覚すら。 お食事は、筍とうすい豆の炊き込みご飯。 土鍋で炊き上げられた艶やかなご飯から、 立ち上る香りに思わず頬が緩みます。 器選びにも趣向が凝らされていて、 料理との取り合わせが絶妙。 まるで小さな美術館を訪れたよう。 大将の所作には無駄がなく、 その姿を眺めているだけでも、 心が洗われるような気持ちに。 また新たな季節の訪れと共に、 この特別な空間を訪れたいと思います。 心からのごちそうさまでした。
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