味のエンペラー

札幌市北区にかつて存在した「味のエンペラー」は、激辛ラーメンで知られる個性派のラーメン店でした。特に看板メニューの「烈辣正麺（れっしんせいめん）」は、辛さと旨味が絶妙に融合した一杯として、多くの辛党ファンを魅了していました。 

このラーメンは、中華や韓国料理の技法を取り入れたスープが特徴で、唐辛子の辛さだけでなく、にんにくや山椒の風味が加わり、深みのある味わいを楽しむことができました。辛さは「+1」から「+5」まで選べ、辛いものが得意な方でも「+3」で舌に刺激を感じるほどの辛さでした。 

麺は中太のストレート麺で、やや硬めの食感がスープとの相性抜群でした。トッピングには、豚トロやキャベツ、木耳、ネギなどが乗り、特に豚トロのジューシーさと木耳のコリコリとした食感が、辛さの中にアクセントを加えていました。 

また、サイドメニューの「バタライス」をスープに投入することで、辛さがまろやかになり、最後まで美味しくいただける工夫もされていました。店内は明るく、スタッフの対応も丁寧で、辛いもの好きにはたまらないお店でした。