「言葉が通じなくても、伝わる光」
昨日、ふらっと外国人の女性が来店されました。
金髪で、明るい目をした若い方。大きなスーツケースを引いていて、旅の途中だったのかもしれません。
予約なしの飛び込みでしたが、笑顔で「マッサージできますか?」とスマホを差し出してくれました。
私たちは言葉が通じなかったので、翻訳アプリを使いながら、ゆっくり丁寧にやりとりをしました。
彼女の翻訳が少し変で、「もっとぐちゃぐちゃにしてください」と表示された時は、2人で笑いが止まりませんでした。
彼女は終始明るくて、恥じらう様子もなく、まるで太陽のような人。
日本人のような控えめさとは真逆なのに、不思議と惹きつけられました。
どこから来たのか、何をしているのか、正直よくわかりません。
でも、ただ同じ空間にいるだけで、彼女のポジティブな生き方や考え方が伝わってくる気がしました。
施術が終わって帰るとき、彼女はふと振り返って、満面の笑みで手を振ってくれました。
それだけなのに、心にずっと残っています。
世界は広くて、
違いは不便ではなく、むしろ豊かさなんだと思います。
ほんの数十分の出会いでしたが、昨日のあの時間は、心のどこかを明るく照らしてくれました。

個室
