あんこうを余すところなく味わいつくす
ボリュームがあってリーズナブルなあんこう鍋がこちらの冬の定番。「フグに負けず劣らずうまい」というあんこうを身や皮、肝に加え、卵巣や胃袋などの珍しい部位まで余すことなくいただく。
日本海で獲れた10〜15キロの天然のあんこうを1匹丸ごと仕入れ、部位ごとに湯引きして処理。あんこう独特のクセが取り除かれるため、炊いてもアクが出ない。ちなみにただ炊くだけでは、あんこうのうま味は最大限にひき出せない。まず中盤まで野菜などは一切入れず、あんこうのみを楽しむ。風味が強いポン酢は一切使わず、九州から取り寄せたカボスを数滴しぼってというのもこだわりだ。ぷりぷりの身、ぷるんとした皮や胃袋などの食感を味わいつつ、お皿のあんこうが半分ほどになったところで、ダシのよく染み出たスープへ野菜を入れる。最初から入れると野菜自体の水分で味が薄くなるが、あんこうのエキスが十分に出たところで入れるとうま味を吸収し、野菜も最高の状態で食べることができる。
天然モノゆえシケが続くと、あんこうにお目にかかれないことも。そんなときは割烹屋(うまいもんや)のスタンスで、板場に立つ店主・藤本さんのおすすめに従い、もうひとつの名物・鹿児島直送の馬刺しや鮮魚を味わおう。
口コミ
京都市中京区、西大路御池駅から徒歩約4分の場所にある「割烹屋 藤もと」で、季節の味覚を活かした創作和食を堪能してきました。ヴェルディ春日1階に位置するこのお店は、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめる隠れ家的な割烹料理店です。 
店内は、カウンター席やテーブル席が用意されており、一人でもグループでも利用しやすい造りです。掘りごたつ席もあり、ゆったりとした時間を過ごせます。
料理は、和食をベースにした創作料理が中心。特に、旬の食材を活かしたおばんざいや、季節の魚を使ったお造りは絶品でした。また、焼き物や煮物など、どれも手間暇かけた料理が揃っており、心もお腹も満たされます。
ドリンクメニューも豊富で、日本酒や焼酎などが揃っており、料理との相性も抜群。スタッフの方々も親切で、料理やお酒の説明を丁寧にしてくれるので、初めての方でも安心して楽しめます。
営業時間は、平日のランチが12:00～13:30、ディナーが18:00～22:00で、定休日は毎月第3日曜日を含む月4回の不定休となっています。 
京都で、季節の味覚を活かした創作和食と美酒を楽しみたい方には、ぜひおすすめしたい「割烹屋 藤もと」。また訪れたくなる、そんな魅力あふれるお店です。
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