月が〜出た出た〜月が出た〜あよいよい♪
でお馴染みの炭坑節。
筑豊地区は、かつて炭鉱で栄えた地域です。
また、北九州市から連なるカルスト台地は豊富な石灰石の源でもあります。
石炭産業は多数の職人とともに食文化を筑豊に集めました。
そんな産炭地で生まれたお菓子に「黒ダイヤ」と「白ダイヤ」と名付けられた羊羹があります。
石炭は黒いダイヤ、セメントの原料である石灰石は白いダイヤに見立てられ、それらの形を模して小豆餡で黒ダイヤ、白餡で白ダイヤという羊羹が作られました。
私が幼い頃は大月堂という菓子舗が専売していたのですが、今はここ亀屋延永が製造販売しているようです。
通常は手のひらサイズの大判ですが、ハーフサイズもあります。
田川には、先だって世界記憶遺産にも登録された山本作兵衛の記念館もありますので、是非一度足をお運びください。そしてお土産に黒ダイヤをぜひどうぞ。