口コミ
おお、何と言うこと!健康診断で便潜血が見つかり、大腸の内視鏡検査を受けることになってしまった。
検査前に担当医師の問診があり、検査日を決めますが、被検者が多いので2〜3ヶ月待ちになるところ、急きょ8月下旬に組み入れてもらえました。その日の受検者は12名で僕が一番最後。
検査の3日前から食物繊維の多いものやトマトのような種子を含んだ野菜・果物を食べることが禁じられ、検査前日は素うどんだけしか食べてはいけません。
当日は朝から食事抜きで病院へと向かい、検査室前に全員揃ったところで看護師による検査行程の説明があり、いよいよ検査の準備が始まります。
そう。下剤の服用です。2リットル入りの液状下剤のうち1リットルを180cc入りのコップに分けて1杯につき10分程かけて5〜6杯飲みます。これが結構きついです。ややとろみがかった下剤は梅干しのような味付けで最初の1杯は空腹に任せて割とスムーズに飲み干せますが、2杯、3杯と続けるうちに気分が悪くなって来ます。
下剤の効果で何度もトイレに向かい、そのうちに便が液状になり浮遊物がなくなれば検査準備完了。検査室横の特製便器で用を足して看護婦さんに便の状態を見てもらいOKを戴きます。
検査は予約順に進められ、自分の順番が来るまで先に受けた人に話しかけます。「どうでした?」「いや、異常はないようでした」「それは良かったですね」という会話が交わされ、数時間前には目もあわさなかった他人同士に妙な連帯感が生まれます。
いよいよ自分の番がやってきて検査室に案内されます。
受検時には病衣とお尻の部分に穴があいた特殊なパンツを履いて臨みます。
スタッフは全員女性で、担当の医師も女性でした。しかも若くて色白の美女。
ベッドに左下横臥の姿勢で横になると、この方が冗談を言いつつ僕のお尻にローションを塗り付け大腸カメラを挿し入れて来ます。未経験の感覚に「うっ」と唸ったところでさっそくポリープを発見。直腸に1個。モニターに映し出されたその物体は風船のような奇態。「これはあとで切ります」と言いながら女医さんは続々とカメラの管を腸の中へと進めていきます。その間「はいガス入れて!」という指示でカメラの先から炭酸ガスが腸管内に注入され腹部はパンパンに膨満します。これが結構きついですね。
S状結腸から下降結腸へと進み、突き当りを曲がって横行結腸へ。その間間断なくガスが注入され、腹の中を異物が通るのが感覚で分かり、ちょっと気持ち悪いですけど、痛みもなく盲腸まで到達し、その後はカメラを引き抜きながら各部分の状況を確認し写真撮影が行われます。
そしてポリープが直腸に出来た1個だけというのを確認し、このポリープを切除します。
医師の指示でカメラの先端から蛇の舌がにょろりと突き出すようにワイヤの輪っかが出てきてポリープを捉え、レーザーで焼き切ります。この間、ほんの数秒。実に手際が良いですね。
まったく痛みは感じません。
切り取ったポリープは吸引回収され、精密検査に出されるとのこと。ガラス製の検体容器に入ったそのポリープを実際に目で見てみると直径わずか2ミリほどの粒でした。
ポリープの切除手術を受けた人は原則的に1泊入院をしなければなりません。
僕は生まれて初めての入院でしたが、明るくて空間が贅沢に使われた病室はとても過ごしやすく、また看護師さんたちはどなたも笑顔で接していただき、職場環境も良いのだろうなと思いました。
あとから聞くと、担当の女医さんは凄腕でとても人気があるのだとか。それで内視鏡検査の予約がいっぱいに詰まっていたのでしょう。
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店舗名
フクオカユタカチュウオウビョウイン
福岡ゆたか中央病院ジャンル
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