春の肌トラブルの多くは「肌のバリア機能の低下」が原因のひとつと考えられます。春は気温の差が激しく湿度も低いため肌の水分と油分のバランスが崩れがちとなり肌のバリア機能が低下しやすいと言われています。また、春風に舞った花粉やほこりが肌に付着したり紫外線も強くなったりなど外からの刺激を受けやすい季節でもあるためバリア機能が低下している肌は敏感に反応し一気にダメージを受けて肌トラブルが発生してしまいます。「暖かくなってきたので冬ほど保湿ケアをしなくても大丈夫なのでは...」との考えは要注意!春こそ日々の丁寧な保湿ケアが重要になります。たっぷりの化粧水と乳液で肌の水分と油分のバランスを整えバリア機能をサポートすることで外の刺激に負けない肌へと導きましょう。また春に油断しがちなUVケアも本格的に始めることが美肌づくりのポイント。紫外線は一年中降り注いでいますが、3月頃から強くなり、5月から8月が最も強くなると言われています。特に、紫外線の中でも最も波長が長く肌の奥深くまで到達し肌を黒くさせる色素沈着(サンタン)や光老化を引き起こすといわれているUV-Aは3月から急に高くなります。
肌に合った日やけ止めの使用はもちろん日傘や長袖着用などのデイリーケアも心がけましょう。日常の生活で塗り直しが可能であれば、SPFは20~30程度で十分とも言われています。顔に使う場合は、下地機能を兼ねた顔用日やけ止めに、紫外線防御効果のあるファンデーショを重ね同じファンデーションで化粧直しもするとよいでしょう。肌に合っているものを選んで肌をUVから守ってください。 花粉やほこりなど、肌に汚れが付着し、気温が徐々に上昇していくことで皮脂の分泌も増え肌に不要な汚れが溜まりやすくなります。朝晩の洗顔で肌に不要な汚れはすっきり洗い流しましょう。クッション性のあるきめ細かい上質泡で優しくつつみこむように洗うだけで、肌の潤いをキープしたまま肌に不要な汚れは落とせます。また顔に日やけ止めしか使っていない場合でも洗顔や落としにくい場合はクレンジングも使用ししっかりと落としましょう。そして秋冬を超えると角質がたまりやすい時期です。角質ケアを行うとざらつきゴワつきが無く有効成分も入りやすくなるので透明感とターンオーバーが促進されます。
