シバ(Zoysia japonica)は、イネ科の多年草で、日本全土に分布するとともに、朝鮮半島や中国にも生息しています。主に日当たりの良い草地に自生し、外観は硬く直立した茎と匍匐茎を持ち、地面を這うように広がります。薄緑色の葉は細長く、3~10cmの長さで互生します。毎年5~6月に花を咲かせ、総状花序を形成します。
シバは非常に強健な植物であり、乾燥や潮風にも強く、さまざまな環境に適応しています。そのため、芝生として広く利用され、公園、庭、ゴルフ場、スポーツ施設に植えられることが多いです。特に芝生は踏圧に耐える性質があり、整備が容易で、メンテナンスの頻度を下げることができる点も特徴です。
また、シバは日本の庭園の歴史でも重要な役割を果たしており、古来より自然のままに育てられて、景観を美化するために用いられてきました。耐病性もあり多くの病害に強く、庭園作りにおいて非常に有用な植物とされているのです。
種子による繁殖は難しいため、通常は株分けや切芝によって繁殖されます。シバは、特に草地や庭、さらに法面緑化にも適しており、土壌の安定にも寄与します。さらに、他の植物と共存しながらも、ある程度の競争力を持ち続けることができるため、環境保護的な意味合いも持ちます。