谷間そば

集落の奥の方にいくと昔ながらの古いそば屋さんが何軒かあってここはその内の１つです。看板も外観も内装もレトロ。お店というよりは古民家に入ったような感覚になります。風情があって個人的には凄く良いと感じました。最近の都会のお店というのはどこもオシャレですからね。オシャレなのを否定はしませんがオシャレばかりでは疲れてしまうのも事実。こういうお店に入るとそれだけで気分が落ち着きます。アットホーム感は凄かったです。曽祖父母の家に行った時のことを思い出しました。凄く幼い頃ですが。話は戻ってメニューを見て驚き。そばは並と大盛りの２つ書いてあるだけ。後は焼き物と飲み物のみ。実にシンプルで１枚のメニューに綺麗に収まっています。そばは昔ながらの味でとても美味しかったです。それよりも焼き物です。ここは囲炉裏があるのですがなんとそこで自分でメニューの物を焼いて食べれるのです。やまめ、鶏松葉、鶏セセリ、しいたけ等。そばに囲炉裏という組み合わせがまず驚きですし、自分で焼いて食べるのがまた美味しい。ボリュームもたっぷり。そばとの相性も抜群で良かったです。囲炉裏なので焼き肉屋さんとかと同じで自分で焼き加減を調整出来るのが良かったですね。メニューにある、ぜんざいとういのが気になって最後に注文。変わった餅の入った甘くて美味しいぜんざいでした。一息つけるというか疲れがいやされるような優しい味わい。そういえば最近ぜんざいとか全く食べてなかったなと思い出したり。懐かしい気分に存分に浸れて良いお店でした。