6月17日(金)はキセラ川西プラザで北摂・丹波地区の里親(さとおや)さん約30名に向けて講演しました。
テーマは「思春期・反抗期の子どもとの接し方」。
里親さんとは、さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育してくださっている方たちです。
子育ては実の親子でも難しいのですが、里親さんのところに来る子どもたちは様々な事情(虐待や離婚、経済事情による養育困難等)を背景に持っているのでさらに問題は複雑です。乳児の時に預かったとしても然るべき時(割と早い時期)に真実告知をしなくてはなりません。そういった意味では思春期の頃の子育てをどのようにすればいいのか、不登校も増えてくるし、発達障がい傾向があれば学習や進学の問題も出てくるし、ということで「思春期・反抗期の子どもとの接し方」というテーマでお話しさせていただきました。
下記の資料を使って具体例をもとにわかりやすくお話ししました。
<思春期の子どもの特徴 >
1、 親に対して批判的になり、矛盾をつくようになる。
2、 あまりしゃべらなくなる。秘密を持つようになる。
3、 自分の部屋で過ごす時間が多くなる。
4、 友人関係を大切にするようになる。
5、 外見や能力、周りの目に敏感になり、劣等感を持ちやすい。
6、 親に対する言葉遣いや態度が悪くなる。
7、 言うことが日によって違う。感情が変わりやすい。
<思春期の子どもへの接し方>
1、 親の考えを押しつけない。正論で言い負かさない。
2、決めつけない。頭ごなしに叱らない。
3、兄弟や親戚、同級生と較べない。
4、子どものいい所を見る。
5、「口を出す」愛情ではなく、「そっと見守る」愛情を持つ。
6、「勉強しなさい」等、上から命令口調でものを言わない。
7、 強制・管理したりせず、ゆっくりくつろげる家庭にする。
