3月15日(火)午後2時から千種町の民生委員様を対象にお話しさせていただきました。
講演テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」。
以前、公共広告機構のCMで「いのちは大切だ。いのちを大切に。そんなこと何千何万回言われるより、『あなたが大切だ』誰かがそう言ってくれたら、それだけで生きていける。」というのがありました。
子どもたちに「いのちの大切さ」を伝えようとする時、一番大切なのは「あなたのことを愛していますよ。あなたは私にとって大切な存在なのよ。」と伝えることであると思うのです。
そして子どもたちがいつも「自分は愛されているんだ。大切にされているんだ。」と心から思えるからこそ、元気に遊んだり、前向きに努力したり勉強したり出来るのだと思います。
この「自分は大切な存在なんだ」と思える気持ちを自尊感情と言います。
自分は大切な存在なんだと思えるからこそ、目の前にいる他者も自分と同じように大切な存在なんだと思えるんですね。そこから思いやりも他者への尊重も生まれてきます。
そういう意味ではこの自尊感情を育てることが「自分の大切さ、他者の大切さ、すなわち命の大切さを伝える」ことに繋がって行くんですね。
そのようにお話ししました。
質疑応答も民生委員の皆さんが直面されている現実問題を質問していただき、精一杯お答えさせていただきました。とても考えさせられる深い質問ばかりでした。
主催者様のご厚意で講演後に拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。
