11月2日(火)は新温泉町立浜坂南小学校で人権講演会がありました。
テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」。
聞いてくださるのは保護者の方々や先生方、約100名です。
<「命は大切だ」ではなく「あなたが大切だ」>
以前、公共広告機構のCMで
「命は大切だ。命を大切に。そんなこと何千何万回言われるより『あなたが大切だ』誰かがそう言ってくれたらそれだけで生きていける。」というのがありましたが、今子どもたちにとって最も必要なメッセージとは「あなたが大切だ」という心からの言葉や関わりではないでしょうか。
そういう個別具体的な言葉や関わりこそが子どもの自尊感情を高め、自己肯定感を育みます。
<自尊感情や自己肯定感を育てる関わり>
子どもたちが自分を大切に思う気持ち、自尊感情があるからこそ相手も大切に思えます。
そういう意味では自尊感情を育てることが「命の大切さ」を伝える上でとても重要になってきます。
「自尊感情や自己肯定感を育てる関わり」
1、子どもの話を聴く(考えや気持ちを聴く)
2、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
3、管理者ではなく援助者になる(信頼する)
4、子どもの善さを見る(尊敬する)
5、弱さや欠点を受け入れる(受容する)
*自尊感情・・・「自分」を他者との関わり合いを通してかけがえのない、価値ある大切な存在と捉える気持ち。自尊感情があることで他者への尊重や思いやりの気持ちが生まれます。
*自己肯定感・・・「自分はそのままの自分でOKだ」と思えること。それが他者に対する受容的、寛容的な態度につながり周りとの人間関係が良好になります。また人生や日常生活において主体的・積極的になります。
指導上の体験例やエピソードを交え、わかりやすく具体的にお話ししました。
