10月22日(金)の19時から浜の宮中学校の家庭教育大学で講演させて頂きました。
テーマは「思春期・反抗期の子どもとのつきあい方」。
40数名の保護者の方が参加して下さいました。
指導事例を挙げながら「やる気の引き出し方」についてお話ししました。
勉強しない子に「勉強しなさい」と言ったり、こんこんと勉強の大事さをお説教しても無駄なんです。
じゃあどうすればいいのか?
共感するんです。
子どもが嬉しいと思うことを一緒に喜ぶということです。
人は共感し合うと癒され、勇気付けられ、前向きな気持ちになります。
この前向きな気持ちが学習意欲につながります。
今お話ししたのは「喜び」の共感ですが、「不安」の共感にも同じ効果があります。
子どものやる気というのは、この「気持ちをわかってもらえた」「共感し合えた」という所にあります。
そのようにお話しした後、思春期(13歳頃〜18歳)の子どもの特徴やその接し方について下の資料をもとに解説していきました。
<思春期の子どもの特徴>
1、 親に対して批判的になり、矛盾をつくようになる。
2、 あまりしゃべらなくなる。秘密を持つようになる。
3、 自分の部屋で過ごす時間が多くなる。
4、 友人関係を大切にするようになる。
5、 外見や能力、周りの目に敏感になり、劣等感を持ちやすい。
6、 親に対する言葉遣いや態度が悪くなる。
7、 言うことが日によって違う。感情が変わりやすい。
<思春期の子どもへの接し方>
1、 親の考えを押しつけない。正論で言い負かさない。
2、決めつけない。頭ごなしに叱らない。
3、兄弟や親戚、同級生と較べない。
4、子どものいい所を見る。
5、「口を出す」愛情ではなく、「そっと見守る」愛情を持つ。
6、「勉強しなさい」等、上から命令口調でものを言わない。
7、 強制・管理したりせず、ゆっくりくつろげる家庭にする。
みなさん「反省することが多いです」と仰っていました。
熱心に聞いてくださいました。
