岡山県で子育て支援活動をされているsodatekuさん。
そのsodatekuさんから執筆依頼があったのが去年の9月末でした。
「無為の子育て」や「発達障がい」について5ページほど書かせていただきました。
一般発売は10月1日の予定です。
本文の一部を紹介します。
<発達障がい傾向を改善する5つのコツ>
1、子どもに安心感を与える
発達障害の一部の困りごと(同じ服しか着ない、偏食がある、こだわりが強い、人前や知らない場所を嫌がる)は不安感が強いことがその原因の一つと見ることができます。
まず何よりも子どもの不安な気持ちを理解し、安心させてあげることが大切です。
例えば「同じ服しか着ない」のも、いつも着ている服だと安心だけれども違う服を着るだけでも不安に感じると考えることができます。
「偏食がある」にしても、少しでも慣れない味や慣れない食感だと不安感から食べることが出来ないと考えることができます。
「いつもと同じにこだわる」のも、その方が安心だから。
そして安心させてあげることによってそういった困りごとも自然に解消していきます。
これはどんなメカニズムなのかと言いますと、
安心する
↓
元気が出る
↓
前向きな気持ちになる
(勇気が出る。チャレンジしてみる)
発達するとは今まではできなかった新しいことが出来るようになるということです。
そのためには新しいことにチャレンジする前向きな意欲、勇気が必要です。
その意欲、勇気が出るためには「安心感」が必要だということです。
発達は新しいことにチャレンジする中で獲得されていく。
では、どうしたらその安心感が与えられるか?
その答えが2番、3番、4番、5番ですね。
2、わがままやこだわりを受け入れる
3、直そうとしたり、出来るようにと頑張り過ぎない
4、叱らない。「ダメ!」など否定語を使わない
5、子どもの自己成長力を信頼する
発達障がい傾向というものは、親でも先生でも直すことは出来ません。
しかし、発達障がい傾向を持つその子自身に内在する「自己成長力」にはそれが可能なのです。
ですから親はその子の「自己成長力」が十分に発揮される心理的環境を整えてあげることが最も重要なのです。それが上記の5つなのです。
