10月31日(木)は加古川市立平岡南幼稚園に講演に行ってきました。
テーマは「子どもからの3つのプレゼント」。
聞いてくださるのは保護者の方約63名です。
最初に「子どもの人権」についてお話ししました。
人権とは何か?
それは「同じ人間として扱われる権利」です。
「同じ人間として」ということはお互いが平等であり、
対等だということです。
だから子どもの人権を考える上で一番大切なのは、
「親と子ども」は対等であるという自覚です。
ここを上下関係で考えてしまいますと、
どうしても体罰や虐待といった子どもの人権が侵される
といった事が出て参ります。
では、親と子が対等であるためには
どういったことが必要なのでしょうか?
それは
「子どもの気持ちを理解しようとする」。
そのためには
「子どもの話をゆっくり聞く」
そして
「親の気持ちを押し付けるのではなく
子どもの気持ちを尊重する。
特に7歳までの子どもについては
「甘えを受け入れる」ということが重要です。
子どもの権利として私が一番大切だと思うのは
この「甘えられる権利」です。
子どもが親に十分に甘えられる。
それが子どもの健全な発達には不可欠です。
そしてもう一つ、
子どもの権利として大切なものがあります。
それは「成長を待ってもらえる権利」です。
子どもによって成長には個人差があります。
成長は早ければ良いというものではありません。
その子に合った伸びる時期というものがあります。
その子に合った時期に「出来る」ようになるのが
最もその子の能力や才能を伸ばします。
子どもには「甘えられる権利」と
「成長を待ってもらえる権利」があるということ。
それが子どもの健全な発達を支えているということを
ぜひ覚えておいてください。
講演の終わりにユーミンの「やさしさに包まれたなら」の曲にのせて
お一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。
皆さん大変熱心に聞いてくださいました。
ありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています。
