11月22日(木)は夜の7時30分から舞鶴市立若浦中学校で人権講演会がありました。
演題は「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」。
< 親学10か条 >
1、 子どもの自己成長力を信頼する。
(信じて待つ)
2、 ありのままを愛する。
(そのままのあなたが大好き)
3、 子どもを尊敬する。
(もうすでにあなたは素晴らしい)
4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
(自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない
5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
(あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)
6、 家族が仲良くする。
(許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)
7、子どもの話を聴く
(関心を持つ)
8、子どもの存在を喜ぶ。
(生まれてくれてありがとう)
9、 親が幸せである。
(笑顔と感謝を持って暮らす)
10、家をのんびりできる場所にする。
(心が安らぐ居場所)
今から3年前、一人の中3の男子生徒を家庭教師することになりました。
その子は宿題もしない、勉強大嫌い、ゲーム大好き、
1日中ゲームしてるような子だったんですね。
そうしますとその子に対して親も先生も
「今のお前のままではダメだ」と彼を否定する言葉ばかりで
その子にとって周りの大人は全部敵になってしまっていたんですね。
そこで僕は彼を指導するにあたって3つの方針を立てました。
1、彼の話を否定しない。気持ちを理解しようとする。
2、彼のいい所を見る。そのいい所を伝える。
3、簡単な問題から教えて「わかる楽しさ」「できる楽しさ」を体験してもらう。
子どもの中には自ら良くなっていこうとする自己成長力が宿っています。
彼の中の自己成長力を引き出すために、
「彼の良さを見る」
「彼の気持ちを理解しようとする」
「彼の管理者ではなく援助者になる」
そういう関わりを心がけたのです。
今、彼は高校3年生ですが、自分の夢に向かって自ら勉強に打ち込んでいます。
子どもを変えようとするのではなく、援助していく姿勢こそが子どもを変えます。
