12月10日(水)は加古川市立野口南幼稚園で講演会がありました。
テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」。
最初に「無為の子育て」について解説しました。
私は無為の子育てというものを提唱していまして、「無為」とは余計なことはしないで全てを自然にお任せしていこうとする、心のあり方を言います。
イメージが湧くように例え話を使って説明したいと思います。
川の向こう岸に理想の子育てがあるとします。
自分は川を挟んで反対側の岸にいます。
理想の子育てを目指してまっすぐ川を泳いで渡ろうとします。
でも川は流れていますからまっすぐ泳げません。
前に進むよりどんどん流されていきます。
「あかん!目的地の理想の子育てからどんどん離れてる。全然前に進まんと流されてる。」
とパニックになって、しまいには溺れてしまいます。
無為の子育ては理想の子育てにまっすぐ泳いで行くことはしません。
流れを背にして斜めに泳いで向こう岸を目指します。
流れとは何か。
それは子どもは思い通りにならないということです。
つまり子どもが思い通りにならないことに逆らわず「仕方ないなあ」と許しながら子育てをします。
そうすると慌てることもないし、
流れを背にしている分、前に進んでる感があってパニックになることもありません。
そうして気がついたら、いつの間にか向こう岸の「その子らしい幸せな子育て」ができていた。
というのが無為の子育てです。
< 子どもを幸せに伸ばす10の秘訣 >
1. 子どもの自己成長力を信頼する
2. ありのままを愛する
3. 子どもを尊敬する
4. 子どもを親の思い通りに育てようとしない
5. 子どもの思い、ペース、自由を大切にする
6. 家族仲良くする
7. 子どもの話を聴く
8. 子どもの存在を喜ぶ
9. 親が幸せである
10.家をのんびりできる場所にする
(マイベストプロ神戸「長谷川満」コラム記事より)
親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを受け取ることのほうが何倍も大事なんじゃないかと思います。
なぜか?
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
そうして子どもに幸せをお返ししていったらいいんですね。