11月20日(木)は氷上西高校で高校生対象に人権教育の一環で「自己開示と他者受容の体験グループワーク」をさせていただきました。
<自己開示とは>
自己開示とは分かりやすく言えば「自分のことを包み隠さずにオープンにすること」です。
自分の今、思っていること、感じている気持ちを正直に人に伝えることです。
この自己開示ができている人は精神的に健康で人間関係も良好になります。
自己開示が苦手な人は「不安が強い、人を信用していない」ところがあり、それが人との関係で緊張を生む結果となっています。緊張するから人といると疲れるんですね。
みんなも心当たりがあると思います。
意識的に自己開示をしていくと「人に対する不安」が減っていきます。自分の正直な気持ちを言っても大丈夫なんだと何度も体験して、それを積み重ねていくと不安や緊張も減って楽しく人と関われるようになります。
自分のこと、たとえば阪神ファンだとか、ミセス・グリーンアップルの歌が好きだとか、アニメの〇〇が好きだとか、そういうことをオープンにしていけば「私も」て同じ話題で盛り上がったり、友達になれたりもします。
自分の内面を話すことで、相手も内面を話してくれてより親密になったりもします。
<他者受容とは>
他者受容とは読んで字の如く「他者を受け容れる」ということです。
「受け容れる」とはどうすることか。例を挙げて説明します。
「将来、何になりたい?」て友達に聞くと「声優になりたい!」て言ったとします。
「へー、そうなんやー。面白いやん。」と返す。
この「へー、そうなんやー。面白いやん。」が受け容れるということですね。
「あなたはそう思うのね。私と違うから面白いし興味湧くわ。」
これが受け容れるということです。
違いを好意的に受け取るということです。
「あなたはあなたのままでいい」ということです。
相手を否定したり相手の考えを変えてやろうとしない、ということです。
この他者受容ができるようになると自己受容もできるようになります。
「私は私のままでいい」と自分のありのままを受け容れられるようになります。
自己受容ができるようになると失敗しても自分を責めなくなります。
責めないことでかえって冷静に反省し、改善策も考えられるようになります。
何より落ち込まなくなるので精神的にすごく楽です。