1、子どもに安心感を与える。
発達障書の一部の困りごと(同じ服しか着ない、偏食がある、こだわりが強い、人前や知らない場所を嫌がる)は不安感が強いことがその原因の一つです。
まず何よりも子どもの不安な気持ちを理解し、安心させてあげることが大切です。
2、わがままやこだわりを受け入れる。
わがままに見えることやこだわりにもその子なりの理由があります。「ま、いっかー」と許し、受け入れることで子どもは安心します。
その子に合わすことで癇癪やパニックはぐっと減りますし、親も随分楽になります。
3、直そうとしたり、出来るようにと頑張り過ぎない。
直そうとしたり、出来るようにと親が努力することは子どもにとってはずっとダメ出しをされているようなもの。「ありのままのその子」を理解し受容する姿勢がその子に自信を与え発達を支えます。その子に今必要なのは「良き理解者」と「良き親子関係」です。
4、叱らない。「ダメ!」など否定語を使わない。
発達障害傾向のある子は叱られることが大の苦手です。「ダメ!」の代わりに「ちょっと待って」と優しく声をかけて問題行動の裏にあるその子の思いを聞いてあげて下さい。
「そういう時にはこうしてごらん」と代替行為を教えてあげることも大事です。
5、子どもの自己成長力を頼する。
最も大切なのはその子の成長しようとする意欲です。上記の4つの「良い関わり」と「信じて待つ」ことでその意欲は引き出されます。その子の内なる自己成長力こそが改善の原動力です。それを信頼しそれに任せることは、その力を最大限に助けることです。