9月24日(水)は加古川市市民交流ひろばで講演会がありました。
聞いてくださるのは子育てプラザに通われている0歳〜4歳児のママさんたちです。
テーマは「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」。
<自然の流れに逆らわない子育て>
子育てって思うようにいきませんね。
でもそれでいいんです。
自然の流れを無視して、理想の子育てに向かって一直線に進もうとすれば溺れてしまいます。
子どもが発達障害かもしれないと不安になって「普通の子」にしようと一生懸命になって一直線に進もうとすればやはり溺れてしまいます。
子育ては自然の流れに逆らわず、その流れのままに流されつつ斜めに泳いでいけば自然に向こう岸(その子らしい幸せな子育て)にたどり着くのです。
だから、子どもが好き嫌いがあれば無理に直そうとしない。
同じ服しか着てくれないのであればそれはそれで良し。
そういう無理のない子育てが結果、子どもの成長、子どもの幸せにつながるのです。
<子どもが成長する上で大切な3つの「あ」>
子どもが成長する上で大切なことは3つあります。
あんしん(安心)
あいじょう(愛情)
ありのまま
です。
これを成長のための3要素と申します。
別名「3つの『あ』」。
全部『あ』から始まります。
どうすれば子どもたちは安心できるのか。
嫌いなものを食べさせられないこと。
自分が好きな服、安心できる服を着させてもらえること。
子どもの気持ちに沿って接してあげれば子どもは安心できます。
あいじょう(愛情)とありのまま。
この2つは合わせるととてもいい言葉になります。
「ありのままを愛する」
ありのままを愛するとはやんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。
一言で言うと「子どもを変えようとしない」ということです。
子どもが安心できて、受け入れられ、愛されていると感じるとき、子どもは自らの自己成長力を発揮して最も適切に伸びていきます。
<まとめ>
ありのままの自分を許し、ありのままのあなたで育ててあげてください。
そしてお子さんやご主人のダメなところや欠点も許してあげてください。
そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
許しあって、笑い合って幸せに子育てしていかれることを願っております。
という言葉で講演を締め括りました。
