1、子どもの自己成長力を信頼する(信じて待つ)
子どもが2歳、3歳の頃は発達が気になります。
偏食がある。
癇癪がひどい。
同じ服しか着ない。
言葉が遅い。
オムツがなかなか取れない。
こういったことが重なると「発達障害かもしれない」と不安に思って、早期発見・早期治療が大事と考えて早めに手を打たないと、となりがちですが実はそこが一番間違えるところなんですね。
発達障害傾向のある子は「わがまま」「傍若無人」なように思われがちですが本当は人一倍不安感が強いだけなんですね。
不安感が強いから味や食感に敏感で偏食になりやすく、服も肌触りや着た感じが同じでないと安心できない。
だから発達障害傾向を改善する上でまずしなければいけないことは「安心」させてあげることなんです。
どうすれば子どもは安心できるのか?
嫌がるものを食べさせられない。
安心できる同じ服を着させてもらえる。
こだわりを理解してもらえる。
そうしてその子たちが安心できれば、いろいろなものを食べてみよう、いろいろな服も着てみよう、となっていくのです。
だから子どもの問題で悩んだ時は、すぐに直そうとしないで子どもの自己成長力を信頼し、安心させて「待つ」ということを心がけて下さい。
「待つ」ことができるのは子どもの自己成長力を信頼しているからです。
その信じる気持ちが子どもの健全な発達を支えていることを忘れないでください。
2、ありのままを愛する(そのままのあなたが大好き)
ありのままを愛するとは、ヤンチャな子はヤンチャな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。
一言で表すなら
「子どもを変えようとしない」ということです。
もう少し長い文章で表すなら
健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うことを聞くときも言うことを聞かない時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命のあるかぎり真心を込めて愛する」ことです。
その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。
「自分には欠点もある。ダメなところもある。だけど自分はそのままでお父さんお母さんに愛されている」
そう思えることが子どもにとってどんなに幸せで、どんなに嬉しく、どんなに自信がつくことでしょう。
