<基礎力がない子に「展開・因数分解」から教える勉強法>
私は不登校でこの春から中3になる生徒さんの依頼に際してはこのように提案しています。
「中1の基礎から順番にやっていたら受験に間に合わない。
先生が受験に出る問題や高校で使う問題だけ教えてあげるから、
3年生がこの春に勉強する『展開・因数分解』から勉強を始めよう。
正負の数の計算ができてなくても大丈夫。
展開、因数分解をやりながら身につければいいから。」
<中3の問題ができる!それが自信とやる気につながる>
このように提案すると中1の基礎からやり直さなければいけないと思っていたお母さんも生徒さんも、受験に必要なところをいきなり勉強できるんだと希望を見出されることが多いです。
そして指導が始まってみて中3の勉強が実際に「わかる」「できる」ようになると、それが自信とやる気につながります。
その勉強法の実際は次のようなものです。
<基礎力がない子には正解する手順を繰り返し練習させる>
まずは次のような問題から手取り足取り丁寧に優しく教えていきます。
2a(a+6b)
まずは私が解いてみせます。
「2aとaをかけたら2aの二乗になる。こんなふうに書くよ。次に2aと+6bをかけて+12ab。これで正解。簡単やろ。やってごらん。」
「そうそう。それでいい。簡単やろ。じゃあ次行くよ。」
ポイントは
1、やって見せて、その通りにやらせる。
2、簡単だと思わせる。
3、理解させるのではなく真似をさせる。
繰り返し繰り返し真似をさせる(正解の手順を繰り返す)と脳が自然に法則性を見つけ出すようになって、感覚的に「この場合はこうするんだな」とわかるようになります。
<基礎力のない子に「展開・因数分解」を指導するポイント>
1、やって見せ、やらせて見せて、「出来た」と共に喜ぶ
2、理解させようとしないで、技術を伝える感じで真似させる
3、同じ問題を何度も繰り返し、感覚的に法則性を身につけさせる
4、理解させようとするのではなく、正解への手順を覚えさせる
5、指導は前々回、前回身につけた所の復習から始める
6、どれほど出来るようになったのか実感させる
詳しくは電話かメールでお問合せ下さい。
