11月29日(水)は平岡北小学校で講演会がありました。
テーマは「思春期になる前に知っておきたい7つの接し方」。
思春期・反抗期の子どもとのつきあい方や自己肯定感を育む子育てについてお話ししました。
<思春期の子どもの特徴>
1、親に対して批判的になり、矛盾をつくようになる。
2、あまりしゃべらなくなる。秘密を持つようになる。
3、自分の部屋で過ごす時間が多くなる。
4、友人関係を大切にするようになる。
5、外見や能力、周りの目に敏感になり、劣等感を持ちやすい。
6、親に対する言葉遣いや態度が悪くなる。
7、言うことが日によって違う。感情が変わりやすい。
<思春期の子どもへの接し方>
1、親の考えを押しつけない。正論で言い負かさない。
2、決めつけない。頭ごなしに叱らない。
3、兄弟や親戚、同級生と較べない。
4、子どものいい所を見る。
5、「口を出す」愛情ではなく、「そっと見守る」愛情を持つ。
6、「勉強しなさい」等、上から命令口調でものを言わない。
7、強制・管理したりせず、ゆっくりくつろげる家庭にする。
子どもへの接し方といった場合、やはり日常でどんな言葉をかけているかというのが重要になってきます。
多くの場合「〜しなさい」等の注意・命令・禁止・叱責の言葉を親は日常的に口にする場合が多いのですが、これらは管理する者と管理される者という関係を生み、子どもの反抗を招いてしまいます。
子どもとの良好な関係を築こうと思うのなら、上からの発言ではなく対等な立場で対話をしていくことが必要です。
では、どうすれば子どもと対話ができるのか?
子どもの考えや気持ちを理解しようとして問いかけるのです。
「どうしたらいいと思う?」
「どうしたら出来るかな?」
「どうしたい?」
「どうして欲しい?」
「何か手伝えることある?」
「何から始める?」
「どうしたら楽しく出来るかな?」
このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。子どもの考えや気持ちを理解しようとして「話を聴く」ということは一つの大きな愛情表現になるんですね。
そして気持ちをわかってもらえると子どもはすごく安心できて、自信もついてやる気も出てくるのです。
