濃い味わいにノスタルジックを添えて…葵区「あやちゃん」で昭和グルメ体験
昭和レトロなひょうたん横丁で長く愛される和食・おでん中心の居酒屋、「あやちゃん」。地元でも人気の路地裏名店で、どこか懐かしい温かさに包まれます 。
まずいただいたのは、焼き物から「ネギマ」と「手羽先」。ネギマは脂がじゅわっと染み出し、備長炭の香ばしさと甘じょっぱいタレが絶妙にマッチ。手羽先は皮目がカリッと焼けていて、中はジューシー。噛むたびに肉と脂の旨みが口いっぱいに広がり、「これは評判通り旨いね!」と納得の旨さ 。
そして名物の「黒はんぺんおでん」。43年間継ぎ足された出汁はしっかり濃厚で、黒はんぺんに味噌をのせてさらに出汁粉をふりかけると、深く香ばしいコクが重なります。噛むたびに出汁と味噌の旨みが染み出し、温かさと満足感が一気に押し寄せます 。
お通しの「温泉玉子」も優しい塩味ととろりとした黄身が嬉しく、ほっとする一品。店を切り盛りされているおばあちゃんのホスピタリティも相まって、昭和感たっぷりの“家庭の延長”のような居心地で、ついつい長居してしまいます 。
しっぽりと焼き物をつまみながら、じんわり染みる出汁とあたたかい接客を楽しむ時間。居酒屋らしい気どらない空気感が魅力で、初訪問でも“昭和の常連気分”に浸れる不思議な心地よさがあります。静岡で、肩肘張らずに美味しい和の一杯を味わいたい夜に、そっと寄りたい一軒です。
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静岡・葵区の路地裏和食「ラッキー」で温かなひととき
静岡市葵区上伝馬にある和食・おでんの「ラッキー」は、地元の常連に愛される親しみやすい居酒屋風のお店。店内は落ち着いた雰囲気で、気取らない和食をゆったり楽しめる空間です 。
この日は「あったらラッキー」とSNSで話題の「シメさば」を中心におでんをチョイス。シメさばは程よく酢が効いていて、身の締まりもふっくら。青魚ならではの旨みがじんわりと口に広がる一品で、脂の乗りも程よく、さっぱりしつつ満足感が得られます 。
おでんは大根・玉子・こんにゃくなど定番をひと通り。出汁がしっかり染み込んでいて、だしの旨みが素材に溶け込んだやさしい味わい。特に大根は口に含むとじゅわっと染み出るスープの深さが印象的でした。こんにゃくはツルンとした食感がよく、玉子も黄身までしっかり味が滲んでホッとする温もりがあります。
和食店ながら、居酒屋らしい気楽さがあり、初訪問でも居心地◎。訪れたタイミングでメニューが限られていることもあるようですが、その分一期一会の味が楽しめるのが魅力です 。
夕方から営業しており、定番おでんと「シメさば」はタイミング合えばぜひ。しっぽり呑みたい夜に、心も体も温まる和のひと皿を求めて、そっと立ち寄りたい一軒です。
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和と洋がとけあう昼下がり、静岡・悦楽で味わう満足ランチ
静岡市葵区の路地裏にある「悦楽(えつらく)」は、どこか秘密基地のような雰囲気。階段を上がって扉を開けると、ほの暗く落ち着いた空間が広がり、カウンター席の並ぶその佇まいに自然と背筋が伸びました。昼間ながら、まるで夜のダイニングバーのような静かなムードが漂います。
この日いただいたのは、「照り焼きチキン定食」と「鮭ほぐし身のミニ丼」がセットになったランチメニュー。まずは小鉢として、旬の青菜のお浸しが登場。しっかりとした出汁の香りが立ち、シャキシャキとした歯ごたえが心地よく、味の染み込み具合もちょうど良い。
メインの照り焼きチキンは、皮目は香ばしく焼き上げられ、噛むごとに鶏の旨みと甘辛いタレが口に広がる一品。タレは濃すぎず、ほんのりとした甘みが食欲をそそります。付け合わせの千切りキャベツともよく合い、ご飯が自然と進む味付けです。
さらに、もう一つの主役である「鮭ほぐし身のミニ丼」。しっとりとした鮭がご飯の上にたっぷりとのり、海苔と白ごま、少しの大葉がアクセントになって風味を引き立てています。あえて大きく盛りすぎないミニ丼サイズが、全体のバランスを保っていて食後感もちょうどよい印象でした。
味噌汁は根菜がゴロゴロと入り、具材からしっかりと旨みが出ていて、ひと口目から体が温まるような優しい味わい。豆腐や人参の自然な甘さが感じられる、家庭的でほっとする一椀です。
食後は選べるドリンクかデザートから、今回はコーヒーを。苦味がしっかりありながらもすっきりとした味で、食後の余韻にぴったりの一杯でした。
「悦楽」のランチは、丁寧に仕込まれた味と、落ち着いた空間の中で過ごす時間が印象的。和と洋のエッセンスがほどよく調和していて、気取らず、それでいてちょっと贅沢な昼食を楽しみたい時にぴったりのお店です。
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静岡のど真ん中でほっこり寿司ランチ!らんの里に行ってきた
この日はランチタイムに、静岡市葵区常磐町にある「らんの里」へ。黄緑色の暖簾が目印で、カウンターと座敷の小ぢんまりしたお店です。案内されたカウンター席は清潔感があり、大将とやさしいおばさまの接客がとても和む雰囲気。
今回は人気の「寿司ランチ(850円)」を注文。まずは小鉢で里芋の味噌和えのような優しい味が登場し、ほっこり気分に。ほどなくして、寿司8巻+いなり寿司のセットが到着です。ネタはその日仕入れたものらしく、安定した美味しさ。シャリとのバランスも良く、一つひとつ丁寧に握られています。
そして驚きなのが、追加で「なめこの味噌汁」「かにしゅうまい」「茶碗蒸し」が付いてくる構成!なめこの味噌汁は、出汁がしっかり染みて体が温まり、ごろっとしたなめこの食感も◎。かにしゅうまいはしっとりとした食感で、専用のタレが香りを引き立てます。茶碗蒸しはとろりとした舌触りにゴマ風味がふわり。中にはご飯が入っていて、さりげなく満足感アップです 。
食後にはキウイシャーベットも。爽やかな甘みが口の中をさっぱり整えてくれ、食後のデザート感覚で締めくくるのにぴったりでした 。
全体的に「どれも手間がかかっていて、家庭ではなかなか再現できない味」を堪能できる内容です。一品一品に丁寧さと心配りを感じさせてくれるので、心地よく過ごせました。お値段850円というリーズナブルさながら、ボリュームと品数もしっかり。味噌汁が特に美味しく、「身体がほかほか温まるランチ」として文句なしです 。
夜は和食・寿司のおまかせや飲み放題コース(4,000円前後)もあるようで、そちらも評判は上々。刺身も寿司も美味しいという声があります 。
らんの里のランチは、おひとりさまでも気軽に入れて、昼からほっこり幸せな気持ちになれる癒しの時間。「今日は思いっきり和を感じたい」「余裕あるランチでゆっくりしたい」時には、ぜひ候補に入れたい一店です。
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ほっと一息、庁舎の中に和のぬくもり「厚木合同庁舎食堂」
昼時の静かな時間帯、庁舎内にあるこの食堂で「日替わりA定食」をいただきました。注文したその日の主菜は豚の生姜焼き。甘辛いタレがよく絡み、ほんのりとショウガの香りが立ち上ります。肉は薄切りながらも柔らかく、しっかりと味が染み込んでいて、ごはんが進む進む。添えられたキャベツの千切りもたっぷりで、箸休めにちょうどよく、全体のバランスがとても良い一品でした。
小鉢にはひじきの煮物が付いていて、ほんのり甘くて家庭の味。こうした一品があるだけで、どこか心が落ち着きます。お味噌汁も具だくさんで、出汁のやさしい風味が身体に染み渡る感じ。派手さはないけれど、丁寧に作られた印象を受けました。
別の日に頼んだ「カツカレー」も印象的でした。ルーはややスパイシーでコクがあり、家庭の味をほんの少しだけ洗練させたような絶妙な仕上がり。カツは衣がカリッとしていて、中はしっとりジューシー。サクッとした食感の後に、カレーのとろみと香りが広がり、どこか懐かしくも贅沢な味でした。
昔ながらの食券スタイルで、気負わず入れる雰囲気も魅力のひとつ。静かな昼下がりに、手頃な価格で味わえるあたたかい和食。派手な演出も装飾もないけれど、必要なものがすべて揃っている──そんな安心感に包まれた、優しい昼ごはんの時間でした。
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煌めく大人の夜にぴったり!心斎橋の隠れ家「ジゴレット」
この日は夜の訪問で、まずは名物の「チーズタッカルビ単品コース」(1,350円)に、+980円の飲み放題をつけて楽しむことにしました。
チーズがたっぷり絡むダッカルビは、甘辛いタレととろけるチーズの組み合わせがもう抜群。鶏肉はプリッとしてジューシー、たっぷりの野菜と一緒に食べるとチーズのコクがより引き立ちます。炙り具合も絶妙で、チーズのとろけ感が最後まで楽しめました 。
単品ドリンクは500円からと、バラエティ豊富。ハイボールやカクテル、日本酒、ワイン、焼酎と、どのドリンクにも合いそうなラインナップになっています。飲み放題にはカクテルから日本酒まで幅広く含まれ、たっぷり楽しめるのが嬉しいポイントです。
店内は1階カウンター席、2階半個室席を抱える落ち着いた空間。柔らかな照明とソファ席もあって、デートにもグループ飲みにも心地よい隠れ家感があります。スポーツ観戦ができるテレビもあり、カジュアルな場面にも使えそうです。全席喫煙可ですが、席数38席とゆとりある配置なので、ゆったり過ごせます 。
まったり食べたい私は、続けて「春巻き」と「海鮮カルパッチョ」を単品オーダー。春巻きはパリッと香ばしい皮で、具には野菜とお肉がぎっしり。海鮮カルパッチョは、新鮮な魚がさっぱりと軽やかに味わえて、チーズダッカルビとのバランスも絶妙でした。どちらもドリンクとの相性が抜群です。
また、コースにはつきだしとして300円の小皿がつき、優しい和風の出汁が効いた内容。飲み放題と併せれば、満足のいくディナー構成です 。
営業時間は18:00〜23:30、月曜定休。心斎橋駅5番出口から徒歩3分とアクセス良く、急な集まりや気軽な夜ごはんにもぴったり。予算3,000円台で楽しめるコースもあり、アニバーサリーやちょっと贅沢な夜に使いたくなる隠れ家的な良店です。チーズ好きさんや気の合う友人とのまったり夜時間にぴったりのお店として、じんわりおすすめしたい一軒です。
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アートに出会う朝ごはん!新大阪で味わう優しさ「ONIGIRI Mogo」
この日はイートインで“塩にぎり1つ定食”(おにぎり+副菜3品+味噌汁)を注文。ブレンド米の塩むすびは、ふんわり炊き上がっていて口に入れると優しい甘みが広がります。米本来の旨味を感じられる握り加減は絶妙で、添加物不使用というだけあり、素材の良さをしっかり実感できました(酸化防止剤・酸味料・甘味料・着色料・発色剤など一切不使用) 。
副菜は季節の野菜を使った小鉢が3種類。例えば、だしが効いた煮物や、さっぱりとした和え物が並び、どれもほっこりする味付けで、おにぎりとの相性も抜群。味噌汁は有機野菜がごろごろ入っていて、出汁が優しく染み出すひと椀で、心も体もほっこり温まりました。
さらに単品で「鮭ごまおにぎり」(280円)と「ツナマヨおにぎり」(310円)も追加注文。鮭ごまは香ばしいごまの風味と塩気のバランスが絶妙で、噛むたびに鮭のほぐし身とごまのコクが混ざり合って幸せな味わいに。ツナマヨはまろやかでクリーミーながらも油っこさがなく、ほのかな旨味が口の中にじんわり広がります 。
店内はアートギャラリーのような雰囲気で、壁に飾られた絵画を眺めながら朝のひとときをゆったり過ごせます。木のぬくもりと明るい照明が心地よく、気軽に一息つける空間が広がっています。定食だけでなくテイクアウトでおにぎりを選ぶのも楽しく、お仕事で急いでいる朝にもぴったりです。
添加物不使用の体に優しいラインナップは、体調を整えたいときや、シンプルな素材の味をじっくり味わいたい人にこそおすすめ。新大阪駅から徒歩圏でアクセスしやすく、朝ごはんや軽いランチにぴったりの一軒です。
次回は「赤米・黒米ブレンド」などの個性派おにぎりや、お弁当セットも試してみたい。優しくて心豊かな「和のおにぎり」を味わいたい人に、ぜひ知ってほしいお店です。
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