北海道北見市にある ピアソン記念館は、1914年に米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計された日本最北の洋館で、1928年まで宣教師夫妻が暮らした歴史ある住まいです。現在は1971年に記念館として開館し、夫婦が使用したオルガンや家具、写真、設計図や姉妹都市エリザベス市に関する資料などが展示されています。
夫妻はアイヌ支援、廃娼運動、女子教育推進などにも尽力し、その志は今も地域文化に深い影響を与えています。館は緑豊かな庭園に囲まれ、音声ガイドやガイドボランティアによる案内もあり、歴史と人間ドラマを学びつつゆったり過ごせる場所です。