旧大山小学校の木造校舎を再利用した大山・ふるさと資料館は、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」に登録された大平山元遺跡のガイダンス施設です。旧石器時代末期から縄文時代の無文土器片や石鏃、農具や漁具、衣食住にまつわる生活道具を「農業」「漁業・林業」「衣食住」ごとに展示。懐かしい校舎の趣の中、祖先の暮らしと地域の成り立ちがいきいきと学べます。
青森県八戸市美保野に佇む 小さな美術館ミモザは、アートギャラリーと喫茶が融合した隠れ家のような空間です。森の中にひっそりと建ち、絵画展と共に約300種類ものコーヒーカップがならぶカウンターで、お気に入りの一杯を選ぶひとときが格別です。手作り焼き菓子やクッキーも人気です。
静かで落ち着いた雰囲気の中、国宝の合掌土偶や重要文化財がじっくり観られる、心安らぐ美術館でした。展示にすべて説明文があって、縄文の世界がよくわかるのもとても良かった。じっくり過ごすのにぴったりの美術館です。
十和田市郷土館は、奥瀬に2012年移転した地域の歴史文化を伝える資料館です。縄文〜室町期の遺跡出土品、江戸期の古文書・武具、軍馬補充部関連資料を歴史コーナーで展示。他にも嫁入り用馬そりや馬具、昔の道具、高機や農家の台所再現といった生活文化展示も豊富で、郷土への理解を深めます。
津軽半島の自然・歴史・民俗・産業を「原始」「古代」「中世」「近世」「近現代」の5ゾーンで体系的に紹介する中泊町立博物館は、家族で楽しめる体験型展示が魅力。「津軽森林鉄道」ディーゼル機関車や出札体験コーナー、縄文土器のパズルなどが学びを演出し、四季ごとの企画展も充実しています。
六ケ所原燃PRセンターは、原子燃料サイクルや放射線に関する知識を、大型模型・映像・パネル・体験型ゲームなどでわかりやすく学べる展示施設です。地下1階から3階まで階ごとに異なる展示内容が展開。3階の展望ホールでは360度パノラマが広がり、周囲のエネルギー施設や自然の景観を一望できます。
青森県上北郡東北町の歴史民俗資料館は、小川原湖で出土したナウマン象の臼歯やトラの下顎、縄文遺物をはじめ、明治期の文人・代議士など町ゆかりの先人にまつわる資料、昭和初期の民家復元など、多彩な展示に触れられる施設です。企画展や旧正月をテーマにした季節展示も実施しています。
「日本中央の碑歴史公園」は、昭和24年、東北地方で発見された“日本中央”と刻まれた謎の石碑の保存施設です。碑保存館には、発見当時の資料や解説、そして石碑そのものが大切に展示されています。碑は発見現場とは別の場所にあり、両方を訪ねることで奥深い歴史ミステリーに触れられます。
七戸町出身の幻想洋画家・鷹山宇一の初期から晩年までの油彩・木版・素描を中心に、19世紀後半〜明治時代の装飾オイルランプの貴重なコレクションをランプ館で展示。国指定重要有形民俗文化財の「南部小絵馬」や羽子板を展示する絵馬館、さらにはスペイン陶器やガウディ設計の椅子などを収蔵するスペイン民芸資料館も併設していいます。常設展に加え企画展や体験講座も開催されています。
国指定史跡「阿光坊古墳群」のガイダンス施設である古墳館は、蕨手刀・須恵器・勾玉など約200点の出土品を展示しています。1階の体験学習室では勾玉・土器づくりができ、2階には展望ラウンジ兼歴史展示室があり、窓越しに新幹線も望めます。