修善寺ハリストス正教会・顕栄聖堂
顕栄(主の変容)祭を記憶して建てられているこの聖堂は、一九一二(明治四十五)年に成聖されたもので、病床あったニコライ大主教(後の亜使徒大主教聖ニコライ)の快復を願って建てられたと言われる。
十八メートルの鐘楼を揚げる聖堂内のイコノスタスは旅順にあった聖堂から移設されたもので、色彩、デザインとも他の日本の正教会ではあまり類を見ない。
また、聖所のシャンデリアは水晶製である。至聖所内の全能者ハリストスと主の変容、降誕、大十字架のハリストスの磔刑はイリナ山下りんの筆によるものもである。
二〇〇四年に伊豆を直撃した台風22号の影響を受け、聖堂と信徒集会所は大きな被害を受けたが、府主教ダニイル座下のご高配と全国の神品、信徒のご協力によって無事に修復、成聖を終え、聖堂は美しい姿を取り戻した。
尚、昭和六十年十一月二十九日に静岡県の有形文化財に指定されている。
口コミ
ハリストス正教会は、日本国内ではそれほど多くなく、東京御茶ノ水駅の近くのニコライ堂がもっとも有名です。正教会とは、キリスト教の中でも、東ローマ帝国の流れをうけて、スラブ系諸国に広がったキリスト教で、今のロシアによるウクライナの戦争は正教会どうしの兄弟殺しをしています。
ビザンツに首座にあるイスタンブールの正教会、ギリシア正教会、ロシア正教会とあります。日本に来た正教会はロシア正教会の系統かと思われますが、ここ修善寺という山深い観光地にもやってきたで、驚きました。
とても小さい明治期に建設された洋風建築で、外壁にブドウの房の飾り物がついていることが親しまれています。奥に信徒会館もあり、信者が現在もいることが分かりました。
重要文化財の建物で、修善寺のメイン道路と並行した川の向こう側の山道にあります。教会の裏手には大きな近代的旅館、桂川があります。隣接した旅館にこの建物が買収されるかも知れない感じでした。
修善寺のジオリアからすぐで、橋をわたってすぐでした。 普通の観光客は余り行かないでしょうが、明治期の古い建物に関心がある方には、歴史を感じさせるものでした。
中には入る事は出来ませんが、外側から眺められます。薄緑色の教会でこじんまりとしていますが歴史を感じられます。修禅寺の街中にあるのでこの辺りも布教活動があったのでしょうか。入り口の看板の説明を読みながらそう感じました。
写真
概要
店舗名
ジャンル
電話番号
住所
アクセス
関連ページ
- 公開日
- 最終更新日