滋賀県湖南市で工房を構え、親子3代で一閑張を制作しております。
蛯谷工芸で製作しております近江一閑張は、材料に紙紐を用い、形を組み上げた後に和紙を張り重ね、柿渋を塗り仕上げています。
和紙を隙間なく張り、柿渋を塗り重ねる事により耐久性が出ますので末永くお使いいただけます。
・伝えられた確かな技術・
一閑張とは日本の千家十職にも数えられる伝統工芸の1つで、古く中国 明の時代から飛来一閑が伝えたとも、農閑期の閑な時に作っていたので一閑張と呼ばれるようになったとも言われております。
竹や木で形を編んだ後に和紙を何度も張り重ね、柿渋や漆塗りをしたものを一般的に一閑張と言います。
・近江一閑張にしかない紙を操る技術・
一般的な一閑張は竹や木で編んだものが多いなか、近江一閑張は曲げや折り、ねじりなど形の自由度が高く、和紙との密着が良く調和のとれる“紙紐”を用いて一点一点職人の手作業で編み上げ、形を作っています。
・日本人の心に刻まれた感覚・
張りに用いる和紙は富山県の五箇山和紙を使用しております。
和紙の色は先染めで漉いてもらう段階で染色してもらっています、独自の配色に完全オーダーメイドで漉いてもらったものだけを使用。
張り込む技術は近江一閑張にしか無い独自の曲げ張り技法を用いて、網目がしっかりと浮き出るように長年の確かな技術で張り込んでいきます。
・下張・
特に下張は出来栄えに直結する大事な工程で、近江一閑張では張り方にも特徴があり、独自の曲げ張り技法で下地にしっかりと隙間無く張り込む事により密着性を高め、より強固に長持ちさせるには必要不可欠になります。また上張りの発色を良くする効果もあり、見た目の美しさにも繋がります。
・確かな技術・
上張りは細心の注意を払い、一面ずつ乾かしながら和紙を張り込んでいきます。
擦り過ぎると和紙にヨレや破れが出ますので、下張との間の空気を抜きながら、最小の手数で素早く確実に張り込む必要があります。
これには長年の勘と技術が必要になります。まさに職人技。
・指先で感じる、目で感じる・
こうして手間を惜しまず職人が作り上げた一閑張は網目がしっかりと出ており見た目に美しく、下地と紙の間に隙間が無くとても丈夫で末永くお使いいただけます。
・調和が織り成す世界・
材料にすべて紙という同系統の素材を使っていますのでそれぞれの密着が良く、長く使っていても和紙の剥がれや下地が割れてくることがありません。
〜柿渋〜
塗りに用いるのは、京都府のタンニンが豊富に含まれた天王柿から作られた柿渋を使用。
気候や温度、湿度などを考慮し、塗るたびに乾燥させながら3回重ね塗りしています。
塗り上がった柿渋は独特な艶が出て、日光に当たると徐々にその色を濃くしていきます。まさに育てる喜びをご体感頂けます。
柿渋には防水性、防虫性、防腐性があり、濡れてもサッと乾拭きしていただければ問題ございません。
また塗った物の耐久性も上げてくれます。
1点1点真心を込め、機械を一切使わず材料も全て日本製の物を使用しておりますので、毎日安心してお使い頂けます。
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口コミ
写真
概要
店舗名
オウミイッカンバリ エビタニコウゲイ
近江一閑張 蛯谷工芸ジャンル
電話番号
住所
アクセス
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